沖縄に根ざした料理の追求Culinary Pursuit
沖縄県調理師会では、"沖縄に根差した料理”から、日本料理・西洋料理・中国料理などの伝統ある調理技術の伝承・発展、そして食育の重要性を推奨しています。
琉球王朝時代、諸外国からの来賓をもてなす饗応料理として花開いた琉球料理は、料理人達の研鑽によって確立され現代まで受け継がれてきました。
その流れを受けた家庭料理も時代に合わせた発展を遂げ、多くの人々に親しまれる郷土料理として伝承されています。
亜熱帯の島特有の食材と沖縄独自の歴史、中国、日本、アメリカ文化との強い結びつき、また広く諸外国との交流の影響を受けてさらに多彩な要素を含む個性的な食文化へと変化。
料理人達はその環境の中、様々な分野の料理を学び沖縄の風土にあわせた料理を生み出し、各地域に根付かせてきました。
それらは、国内屈指の自然環境と併せ多くの観光客を惹きつける要素として欠かせないものとなっています。
沖縄県調理師会では、多種多様な文化を取り入れた“沖縄に根ざした料理”を追求するため、伝統技法を大切に継承しながら、地元地域の生産者の皆さんと共に歩んでいきます。
そして、次世代への継承と発展を目指し、加盟する一人ひとりの料理人が個々の技を磨き、世界に発信する料理としてふさわしい味を探求し、伝統と現代、未来を融合、昇華させた新たな沖縄発の料理を創造してまいります。